ドキュメンタリー映画「シリーズ憲法とともに歩む」
 
憲法ー歴史・未来館
  青年の平和への願いと憲法9条
日本民主青年同盟

2006/11/2



05年3月に開かれた
高校生平和集会

 安部首相は「憲法前文は連合国への詫び証文」として、憲法9条のみならず、憲法の民主的原則を敵視し、教育基本法「改定」を掲げ、日本国憲法をなきものにして、日本を戦争できる国にしようとしています。しかし、圧倒的多数の青年は「アメリカといっしょに戦争をする国ではなく、平和な日本」「一人ひとりが大切にされる社会」を求めています。憲法改悪のねらいがこうした青年の願いと相容れないものであることは明白です。
  私たちの活動を通じて実感している、青年の平和と憲法への思いを紹介するとともに、民青同盟と憲法との関係を考えたいと思います。

■青年の圧倒的多数は「憲法9条をまもれ」
  安倍首相の就任にあたって、私たちは東京・渋谷で青年や高校生に呼びかけ、「安倍首相の政策についてどう思う?」というシール投票を行いました。
  その中で最も反響が大きかったのは、「憲法9条について」でした。「憲法をかえて戦争ができる国へ」という安倍首相の意図を伝えると、「えっ?そんなこといってんの? 戦争とかムリムリ」という高校生や、「イラク戦争の写真展を見て『これが現実の戦争なんだ』と胸が苦しくなった。世界から戦争はなくせるかわからない。でも、9条は世界に自慢していいことだと思う。絶対にかえてほしくない」という学生など、9割以上の青年が9条改憲に反対と答え、青年の平和と憲法9条への思いがはっきりと示されました。

■9・11とイラク戦争を経て
  「テロも戦争もNO!」「アメリカの無法は許せない」「平和のルールを守れ」――アメリカ同時多発テロとイラク戦争の経過を通じて、多くの青年が戦争をみずからの問題としてとらえ、どうしたら平和な社会を築くことができるのか、自分に何ができるのか、という真剣な模索と行動が広がりました。各地でピースウォークや宣伝行動、署名や集会などがとりくまれ、マスコミも青年の運動を大きく取り上げました。
  そして、憲法改悪をめぐる動きが国会で本格化する一方で、各地でイラク戦争の実態を学ぶ講演会や写真展、平和の学習会が開かれ、百人単位で青年が参加するなど、「戦争ではなく話し合いによる解決を」「憲法9条をまもってほしい」という思いは、青年の中に広く浸透しています。

東京ピースウォーク
東京・渋谷での宣伝活動

■世界の平和の流れと9条の役割をつかんで
  「憲法9条を生かして平和な世界をつくろう」――この呼びかけは、多くの青年を励ましてきました。軍事力によらず、国連を中心とした話し合いによる解決をめざす国際社会の中で、憲法9条が大きな役割を発揮していることは、多くの青年にとって驚きであり、希望です。
  3年前の平和集会に、当時高校生として参加した学生は、「イラク戦争もはじまってしまったし、『平和への思いだけで世界はかわるのか』という疑問もあったんです。でも、イラクや世界の動きを見れば、武力で他国を支配することはできないし、世界の平和の流れはそれを許していないことがわかりました」「9条はこれからその力をますます発揮していくとわかった」と大学での9条の会づくりに取り組んでいます。
  昨年11月の全国大会で、私たちは「憲法9条は、戦争のない21世紀を願う世界の人々の希望です。青年・学生のなかで、憲法9条をまもる多数派結集をめざすことは、世界の人々の願いに合致する新しい日本をつくるうえでも、重要です。各地の『九条の会』と協力して、職場・地域・学園で憲法9条をまもる青年の多数派を結集する、壮大な運動をひろげましょう」と呼びかけました。世界の大きな流れに逆行する憲法改悪をストップさせることは、私たちの運動の中心的な課題です。

■戦前から一貫して国民主権と戦争反対を掲げて
  民青同盟の前身の共産青年同盟(共青)は、1923年4月5日に十数人の青年が集まり誕生しました。共青は戦前の困難な状況のなかで、「18歳以上の男女に選挙権、被選挙権を与えろ」「青年の労働条件改悪反対」「青年に政党加入の自由、言論、集会、結社の自由を与えろ」など、青年の切実な要求を掲げ活動しました。そして、青年の願いを踏みにじる社会をかえようと、侵略戦争と絶対主義的天皇制に反対し、日本の民主化のために命がけでたたかいました。戦後の日本国憲法に結実した諸原則は、こうした先輩たちのたたかいの上にかちとられたものであり、青年の願いを実現するために欠くことのできない土台です。
  私たちは、共青創立以来の反戦平和の旗を高く掲げて、憲法を守り生かし、平和と人間らしい生き方を求める青年の願いが実現できる社会をつくるために、幅広い青年と力をあわせ、これまでにない運動を広げるために全力を尽くします。


 
企画:橘祐典、片桐直樹、大澤豊 
第一篇監督・脚本:片桐直樹 90分 短縮版
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小山内美江子(脚本家) 伊藤 真(「伊藤塾」塾長) 香山リカ(精神科医) 鬼追明夫(元日弁連会長)  品川正治(経済同友会終身幹事) 橘 祐典(映画監督) 辻井 喬(作家) 山田洋次(映画監督)

 
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